
こんにちは、himiです。
今回は、産後困った経験談のうち、
私にとってかなりしんどかった産後尿閉(にょうへい)の体験と
治療の記録を書きます。
- 産後尿閉(にょうへい)とは?
- 私の症状:尿意ゼロで排尿できない
- 退院前:紹介先の病院選びでつまずく
- 退院日:泌尿器科受診までの流れ
- 病院で一番つらかったこと:待ち時間と痛み
- 尿検査:出ないのに採尿が必要だった
- 診察:膀胱炎ではなく産後尿閉と判断
- 自己導尿:恥ずかしいけれど必要な手段
- 2週間の経過:ほぼ改善せず、生活が回らない
- 薬の選択:治療を優先して断乳を決めた
- 薬の効果:回復までの流れ
- 断乳のケア:搾乳機が助けになった
- おわりに
※この記事は個人の体験談です。症状がある方は自己判断せず、産院や泌尿器科に相談してください。
産後尿閉(にょうへい)とは?
尿閉のざっくり説明
尿閉とは、簡単に言うと尿が膀胱に溜まっているのに、うまく排尿できない状態のことです。
産後に起こりうる症状
産後は出産時の圧力や腫れ、神経の一時的な影響などで、
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尿意が来ない
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トイレに座っても出ない
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出ても少しだけで、膀胱に大量に残ってしまう(残尿が多い)
といった形で起こることがあるそうです。
私の症状:尿意ゼロで排尿できない
尿意がまったく来ない
私の場合は、産後から尿意がまったく来ませんでした。
トイレに座っても出ない。力を入れても出ない。
入院中はずっと導尿
入院中は助産師さんに毎回導尿していただく必要がありました。
「そのうち出るようになるから大丈夫ですよ〜」と言われて、
私もそれを信じていました。
退院まで改善せず、残尿は毎回500mL超え
ところが、退院まで一度も自力で排尿できず、残尿量は毎回500mLオーバー。
このまま退院したら危険ということで、
退院日当日に総合病院を受診することになりました。
退院前:紹介先の病院選びでつまずく
実家近くの総合病院を希望した理由
最初は、退院後1ヶ月滞在する予定の実家近くの総合病院を希望しました。
通院が必要になったときに、そちらの方が楽だと思ったからです。
予約制で退院日に受診できず、産院隣の病院へ
でも調べてみると、その病院は予約が必要で退院日中の受診ができない状況でした。
「1日でも先延ばしになると危険」という判断になり、
結局、産院の隣の総合病院を紹介していただきました。
退院日:泌尿器科受診までの流れ
退院直前に導尿、最低限の荷物で移動
退院は9時。直前に導尿をしていただきました。
赤ちゃんは新生児室に預け、夫に荷物を託して、私は
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マイナンバーカード入りの財布
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携帯
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紹介状
だけ持って隣の病院へ向かいました。
受付は9時半ごろで、行き先は泌尿器科です。
待合の空気が気まずい
泌尿器科は初めて。待合には30人ほどいて、女性は私を含めて1〜3人くらい。
ほとんどがご高齢の方で、正直少し気まずさがありました。
病院で一番つらかったこと:待ち時間と痛み
円座がなく、会陰切開+痔で座れない
待ち時間が長く、産後で
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骨盤がぐらぐらしてバランスが取れない
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体力が限界でふらふらする
状態だったため、立って待つのは無理で椅子に座る必要がありました。
でも円座クッションはなく、会陰切開の傷と痔で座るのが本当にきつい。
体を傾けて患部が当たらないようにしながら待ちましたが、すぐに姿勢が崩れて痛い…その繰り返しでした。
尿検査:出ないのに採尿が必要だった
「尿検査へ」2階へ移動
11時前、やっと呼ばれたと思ったら「尿検査をしてきてください」と言われました。
尿検査会場は2階。歩くだけで辛かったのでエレベーターで移動しました。
必死に20mL採取(悪露が混ざって不安)
そこでも少し待ち、11時すぎにようやく尿検査。
「尿が出ないと検査できない」と思い、必死に絞り出して20mLほど採取できました。
ただ、産後だったので悪露が混ざってしまい、それも不安でした。
診察:膀胱炎ではなく産後尿閉と判断
診察は12時過ぎ、先生は女性
泌尿器科に戻ってまた待ち、診察は12時過ぎ。
先生は女性でした。
女性患者さんも同じ診察室だったので、病院側の配慮があったのかもしれません。
結果と方針:自己導尿で様子見、2週間で再検査
膀胱炎を疑われましたが菌はなし。血液反応は悪露が混ざった影響だろうとのこと。
結論としては、出産の際の圧力などによる尿閉で、自然に治るはずと言われました。
ただし尿が溜まりっぱなしなのは良くないため、
自己導尿をしながら様子を見る、
2週間たっても改善しなければ再検査という方針になりました。
自己導尿:恥ずかしいけれど必要な手段
多目的トイレでマンツーマン指導
診察後、看護師さんが自己導尿の方法を教えてくれました。
場所は多目的トイレで、マンツーマン。
恥ずかしかったですが、割り切るしかありませんでした。
看護師さんが女性だったことには救われました。
自己導尿の流れ
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尿意を感じたら、または4時間経つ前にトイレへ
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まず自力で排尿を試す
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患部を消毒
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自己導尿して残尿量を測る
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残尿が200mLを超えているか確認する
残尿量を測るために、200mLの線を引いたプラカップも用意していただきました。
カテーテルは再利用タイプを選択
カテーテルは使い捨てと再利用がありましたが、私は
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使い捨ては費用が嵩む
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長くて使いづらそう
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捨てる場所に困りそう
という理由で再利用タイプをお願いしました。
患部の消毒はドラッグストアの個包装の洗浄綿を使うように言われました。
実際に私が使用したものは以下の洗浄綿です。
かなり大容量ですが、消費量が多かったので、
治療完了までにはギリギリ使い切ってしまいました。
大容量タイプを購入しておいてよかったです。
2週間の経過:ほぼ改善せず、生活が回らない
自力で出ても少量、残尿は200mL超えが続く
自己導尿を続けても、2週間経っても状況はほとんど変わりませんでした。
自力で出ない、出ても本当に少し(体感で50mL以下)。
残尿は毎回200mLを大幅に超えました。
つらかったポイント
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いつもお腹が張って痛い
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外出先でもトイレが不安
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トイレ自体が億劫(導尿が必要)
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導尿後は洗浄が必要で、多目的トイレがないと困る
息子の通院があり、外出しないわけにもいかない日が多かったのも負担でした。
薬の選択:治療を優先して断乳を決めた
授乳中は制限がある薬だった
2週間後の受診で、先生から「薬を使いませんか」と提案がありました。
排尿を促す薬で、治りが早くなるだろう、と。
ただしその薬は授乳中は不可、もしくは授乳を続ける場合は時間管理が必要とのこと。
産後2週間ちょっとで断乳する決断
私は元々、混合希望で早めにミルク寄りにするつもりでした。
それ以上に、尿閉のつらさが限界でした。
その夜、最後の母乳をあげてから薬を開始。
私にとっては、産後2週間ちょっとで断乳という選択でした。
元々早めに母乳をやめるつもりだったとはいえ、
まさかここまで早くなるとは思っておらず、つらかったです。
薬の効果:回復までの流れ
翌日から自力排尿が少しずつ戻った
薬を使い始めてから、翌日には少しずつ自力で排尿できるようになりました。
5日後に残尿200mLを切り、2週間で治療終了
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5日後には残尿が200mLを切る日が出てきて
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さらに1週間後には、ほとんど自力で排尿できるようになり
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薬を飲み始めて2週間後の受診で、治療終了となりました
断乳のケア:搾乳機が助けになった
胸の張りは想像以上にきつい
産後は母乳の分泌が始まるため、胸が張ります。
「定期的に授乳しないと痛い」とは聞いていましたが、
産後の胸の張りの痛みは本当に想像以上でした。
岩のように硬くなって、触れるだけでも痛い。
さらに、下手をすると乳腺炎になって大変という話も聞いていたので、
退院してすぐに搾乳機を購入しました。
授乳のタイミング以外でも、胸の張りがつらいときに使っていました。
「張ったら搾乳」で数日で落ち着いた
断乳を決めてからは、張ったら搾乳を繰り返しました。
ただ、あまり搾りすぎるといつまでも分泌が減らないと聞いていたので、
「本当に気になったときに、取りすぎない程度に」搾乳するように意識しました。
その結果、3日後くらいには胸の張りが気にならない程度になり、
結果的に自然に断乳できました。
私が使っていた電動搾乳機
私が実際に使っていたのは、以下の電動の搾乳機です。
搾乳は意外と時間がかかるので、
手動タイプだとかなり大変だと聞いて、電動タイプを選びました。
実際、当てるだけで搾乳できるのでとても楽で、負担がかなり減りました。
結果的に使用期間は1ヶ月以下になってしまいましたが、
搾乳・断乳のストレスを減らせたので、電動タイプにしてよかったと思っています。
おわりに
産後尿閉は「よくある」と言われても、当事者にとっては不安で、つらくて、心も体も削られる出来事でした。
この記事が、同じように困っている方の「自分だけじゃないんだ」という安心や、
受診の判断材料の一つになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!

